開発のきっかけ

さわると危険?な掃除当番表

右の写真は、僕のクラスで使っていた掃除当番表です。

掃除当番表の上に「保健委員以外触らないで!危険!」の紙が貼られているように、この当番表は様々なトラブルを発生させていました。

例えば、

  • 誰かが勝手に回す

  • 保健委員が回し忘れる

  • 掃除場所の連絡忘れ

などです。

トラブルを回避するために貼られた「危険」の紙を見て、僕は思いました。

「これって、規則的に回っているから、プログラミングで解決できないかな…」

そこで思いついたのが、皆に掃除当番を知らせてくれるLINEBotでした。というのも、僕のクラスメートは全員LINEを利用していて、普段から部活の連絡などもLINEで行なっていたのです。皆に確実に掃除当番を知らせるという観点から、LINE Botにしようと決めました。

とりあえずLINE Botを作ってみた

とはいえ、プログラミングの経験はあっても、LINEBotを作成した経験はなかった僕。とりあえず、一日で通知メッセージの生成部分を書き上げました。後はそれをどうやって皆に通知するかです。サーバーやAPIの知識が全くなかった僕は、週末缶詰になってググり続け、そのコードを Botとして運用できるところまで漕ぎ着けました。完成した時は、目が疲れすぎて、失明しそうなくらいでしたが、何とも言えない達成感に包まれました。

いざ!運用

週明け、さっそくクラスメイトに Botを使ってもらいました。最初はバグだらけでしたが、その度に修正。何とか無事使える形になりました。担任の先生も「これ便利ね」と言ってくれ、晴れて問題の多かった掃除当番表は壁から外されました。

その後、 Botは問題なく皆に掃除当番を通知し続け、他のクラスや部活からも「作って欲しい」と依頼されるようになりました。また、親に掃除当番Botの話をしたところ、「それ、別の当番で使いたい」とも言われました。

考えてみれば、掃除当番だけでなく、世の中には、「ゴミ当番」「お茶当番」「鍵当番」など様々な当番があります。ということは、このシステムはいろんな人の役にたつかもしれない、と思ったのです。

皆が使えるサービスに

あちこちから、「使いたい」と言われた当番 Bot。でも、開発した当初は、いちいち僕がプログラミングをしないと運用ができませんでした。そこで、皆が簡単に当番や通知頻度を設定できるサービスを作ることができないかと考えたのです。こうして僕の「 LINE Botによる当番通知サービス」プロジェクトが始まったのです。